続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

保育園、センター入試

地域で気になっていた認可保育園に見学に行ってみたら、あんまり素晴らしいところでどきどきしてしまった。

内部に入ったのは初めてだったのだけど、かなり個性的でちょっとジブリ美術館を思い出すような建物だ。でもキャラクターみたいなものは見当たらない。

全体が木や石といった自然な素材で作られていて、有機的な曲線がいたるところに用いられている。外と内が緩やかに繋がっていて、自然光が明るく差し込んでおり、蛍光灯が一つもない。開放的なのに、色んなところに洞窟や迷路があって、いかにも探検しがいがありそうだ。無性にわくわくする心地良い場所だった。

ここでは、先生が号令をかけて団体行動をさせるということを基本的にしないそう。全部の部屋を見せてもらったけれど、各々自分のやりたい工作や遊びに集中しているので、こんな小さな子たちがいるとは思えないくらいに落ち着いた空間で、驚く。

「保育者に大きな声を出さないように言っています。先生が大きな声を出すと子供も騒ぐんです」と園長先生が言う。

「実際、大人は黙って見守っていることがほとんどなんです。皆さん、静かすぎるってびっくりされるんですけど、子供は自分のやりたいことを邪魔されずにやることができれば落ち着いているものです。保育者は子供の邪魔をしないだけなんです」

小学校では、授業参観に行くと休み時間など、頭痛がするくらいやかましかったものだけれど。

送迎の時間含め、組織や団体行動のために無理を強いられるルールもほとんどなかった。理想的。

 

ネットで得られる情報や評判とかって、全く不確実なものなんだなあ。自分の足で動いて、自分の目で見て見なくては分からないことがいっぱいあるから、今後は簡単にネットで調べて分かったような気になるのはやめようと自戒を込めて思う。

今行っているどろんこワイルド系少人数認可外保育園も気に入っていたので、認可保育園の申し込みをぐずぐずと先延ばしにしていたのだけど、少々悔やんでいる。見学はしたものの、もう春の入園は厳しそうだ。

「ま、たられば言ってもしょうがないから」とだんなさんはいってくれたけれど。とりあえず諦めずに明日随時申し込みに行こうと思う。

 

幼児教育に関して、探せば地域に色々なチョイスがあることの豊かさをありがたく感じる。色々な考え方の家庭それぞれがそれなりに納得できる場所に子供を預けることができるだろうなと思う。

しかし、小学校になると基本、いきなり地域の小学校一択になってしまう。この保育園みたいな公立小学校は身近にはない。 地域にも細々とやっている自主保育NPOなどのフリースクールなどはあるが、公教育の枠組みではないので、金銭面含め、色々と大変である。

中学校の先生にも実際に言われたけれど「地域の学校のあり方が気に入らないのだったら、自力でなんとかしてください」というのが行政の基本姿勢だ。

末っ子が小学校にあがるまではあと5年。今のところ、地域の小学校にはあまり魅力を感じないが、良い変化は少しずつ起こっていると思う。何より少子化であるので、上の子たちの時とは状況がだいぶ変わっているような気がしている。

ただ、この社会の同調圧力の強さは筋金入りのものなので、学校もそうそう簡単には多様性に対して許容する状況にはならないだろうなとも思う。

個人的には、子供たちに一日中マスクの着用を学校がいつまで義務付け続けるんだろうなということが気になっている。もうずっとこのままだったりして、とも思う。

不登校はますます増えるだろう。

 

大学のセンター入試が終わって、息子氏の同級生ママや妹からほっとしたような連絡が入って、そのたび「お疲れさまー!がんばったね、無事希望の学校に入れるといいね!」と労っている。

我が家では、息子氏の進路に関して、とうとう大学の受験システムに一切かすりもしないまま卒業を待つばかりである。世の中的には、受験生はこの後「2月が本番」らしいのだけど、何がどうなってるのか、私はついに全然知らないままである。

知り合いの高校3年生たちは皆、寝る間を惜しんで勉強している。本当に偉いなと思うし、希望の学校に合格できるといいなと思う。

 

息子氏は、卒業後ブランクが空くことを以前はひどく不安がっていたのだけど、夏にフランスに行ってからはそんなことも言わなくなった。いつでも学びを得られるし、間を開けても別に大変なことにはならないということが行ってみて実感されたからだと思う。

それにしても、保育園のことと大学進学のことを同じタイミングで考えているなんて、こんな母親人生になるとは想像していなかった。