続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

「ルックバック」藤本タツキ

岸政彦さんがシェアしていたこの漫画。久々に漫画を一気読みした。あんまり素晴らしくて絞り出すみたいな涙が出た。ぐはー、言葉が出ない。

 

今日は朝から低調な滑り出しだったのに、こういうものがすぐ身近にあって、何度でも心を温め、励ましてくれるのは、なんて豊かなことだろう。

 

逃避も素敵だけれど、少なくとも私は、逃避だけでは癒されない。怖いものや、面白おかしいものだけでは。

心の深い部分を優しく慰撫するのは、魂を込めて書かれた物語だけができること。

まっすぐで、ひたむきで、湖の底みたいに静か。残酷で、たまらなく優しい。

いしいしんじの小説のような味わいを持つ作品だった。