続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

生後118日(3m/26d)

冬至。寒いけれど、少し和らぎ、日差しは明るい。

所用で平塚・大磯へ行った帰りにランチをしようと思ったが、大磯では目当ての店がなくなっていたり、予約制のコース料理の店に業態を変えてしまっていたりしてありつけず。飲食はやはり大変なんだろうな。

せっかくだから美味しいものは食べたいし、でもパーキングがあってベビーカーで入れるお店は限られている。こういう時、以前当たり前に享受していた身軽さを痛感する。

帰宅途中、茅ヶ崎のスポーツ競技場のクラブハウスに広々としたナチュラルフーズのレストランがあったことを思い出して行ってみた。

ロケーションが良いし、授乳ができる多目的室があるし、なによりベビーカーで赤ん坊が寝てくれたので、デザートで起きてぐずるまでは落ち着いて食べられて良かった。

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「今年の結婚記念日はそれどころじゃなかったから今日はその代わりね」とだんなさんが言う。

そう言えば去年は仕事帰りのだんなさんと溜池山王で待ち合わせ、2人でちょっといいものを食べ、夜の東京を散歩したんだった。

もうすぐ子供も巣立つし、人生で一番大変で一番いい時期は終わったという気持ち。余生と言うにはさすがに早いけど、次のステージに入って行く。この人とできるだけ仲良くやっていきたいものだなあ。そんな風に感じていた。

まさか1年後にこういうことになろうとは。なんと人が増えている!人生って!

 

「人間なんて生まれて死ぬだけなんだからさ。人間やってる、っていう醍醐味を味わえばいいのようー」

産後入院している時に、助産院の院長先生が言っていた。

確かに今、しんどくて大変だけど辛いだけでもないし、幸せで面白いが楽しいだけでもない、まさに人生の醍醐味ってやつを通過中、そんな濃ゆさを感じる日々だ。

 

案ずるより産むが易しっていう言葉が、私たちの場合比喩でもなんでもないことになっている・・・。

そして、目の前にいるこの人と、否応なく人生の長期間にわたってこんなにがっつりと夫婦をやる人生になったことを思い、感慨深いような申し訳ないような複雑な気持ちになった。

 

赤ん坊は、12月14日に初めての寝返り。その時はまだ下にある側の腕を自力で引き抜くことができなかったけれど、昨日、ふとした拍子で手を引っこ抜いて、一度でコツをつかんだ様子。

仰向けで転がしておくと、すぐに回ろうとする。背筋もだいぶ発達して来て、うつ伏せでも肘で上半身を支えて顔をあげていられるようになった。

赤ん坊はいつはいはいをしだすのだったっけ?上の子のことをろくに覚えていないので、全部一からという感じ。

 

手指の力も強くなってきて、抱っこすると襟元や髪、眼鏡のつるなんかをしっかりと握りしめるようになってきた。一度ぎゅうと握ると手を離さないので、指を一つ一つはがすようにする。

生まれたての頃の頼りなげな存在感はもうすでになく、しっかり主張して、力強く身体をばねのように動かし、表情豊かに表現するようになっている。

赤ん坊との暮らしに慣れてきたということもあるのだろうけど、何かあったらと常にひやひやするような感覚はだいぶ薄れ、元気にいつも傍らにいるということを普通に感じられている。

そのうちに動き出す時期が来れば、危険が増えるので、また別のひやひやがやってくる。

 

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名前を呼んで、顔を近づけるとにっこり、喉を鳴らして笑う。

そんな単純なやりとりを一日に何度も繰り返す。

やらなければいけない家仕事がなければ、ずっとやっていたいくらいに飽きないし、可愛く幸せに思う。

よく笑う子で、それにすごく助けられている。