続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

期待するべからず

昨日は一日雨で、頭痛で半日ベッドでごろごろしていた。

しんどいからとうっかりゆうたに期待をしたら、期待通りに裏切られて小噴火する。

久々に夕飯を作る気になれず、だんなさんにカレーライスを作ってもらった。

 

17歳になった今も思春期の反抗期らしいものもない。いつも機嫌良く素直はいいけれど、存在自体がやかましいほど多動かつ徹底的に自分本位であるのがゆうたという人。

彼にちょっとでも何かを期待をすると決まって嫌な気持ちにさせられ、後悔することになるのが分かっているのに、たびたびやらかす。

 

こういう思いをしているのは多分家族だけではないんだろうなと思う。

深い友だちが彼にはいない。誰ともトラブルにならず友好的だが、親友といえる人がゆうたにはいない。

 

本質的に彼が他人に興味が薄い、というか、他者に共感したり相手の立場を想像したりすることがかなり不得手で、基本自分の好きなものだけに集中しそれを追求して生きていたい人だからなんだろうと分かっている。

幼い頃から、他人に何かをしてあげたいという気持ちもよく分からないし、他人に合わせることもできない。

子供って大体そういうものかと思っていたが、妹のおっちんは小さな頃からサプライズ好きで人にものをあげたり、喜ばせるのが大好きだった。

 

一緒に暮らしていると、はっきり認められる彼のアスペルガー的傾向。

問題は、変わり者であろうが何だろうが彼自身が納得してハッピーならそれでいいんだけど、およそ彼自身は自分の「欠点」に無自覚であり、(あれでも)自分なりに気をつかったり努力したりしているので、敬遠されたり責められたりしていることを、彼なりに辛く悲しく感じているらしいということだ。

 

私自身もADHD傾向があって、子供の頃は周囲の大人や友だちを突然怒らせてしまい、理由も分からず出し抜けに落ちてくる地雷に面食らって、常にびくびくしていたものだし、見当外れな虚しい卑屈な努力をして、それでも人にじわじわと敬遠される辛さを味わってきたので、気持ちは何となく分かる。

何より私は彼の母親でもある。それでもめっちゃ腹立つものなあ〜。

 

だんなさんも分かってはいて、今朝も「あいつのわなわなは、きちんと向き合って話を聞いてやったり、愛情をかけてもらえていると実感できるとすとんと落ち着くんだよね。高校生にもなって親を煙たがるどころか、こんなに人恋しそうにしているのはちょっと珍しいけど(笑)」と言っていた。

私もほんといい年こいて気持ち悪いよねー、と笑いながらも、やはり他者とのコミュニケーションにいつも不安を感じているゆえにしつこくうざったくなっちゃうのだろうと改めて思った。

  

「察するプロ」みたいな性格のうちのだんなさんや、それを受け継いだおっちんにしてみたら、ゆうたのセルフィッシュさと学ばなさとしつこさは実に耐え難いみたいだ。

だんなさんからは可哀想なくらい、ちくちくちくちく、言われているし、最近のおっちんはゆうたがちょっと触ったら、ギャーと叫んで手を振り払うくらいの勢いだ。

ゆうたはどうしてそれくらいのことでそこまで怒るのー、と気弱に抗議している。

 

これからも無理なものは無理だし、腹が立てば怒るし、しつこく注意もすると思うが、ゆうたへの接し方、学んで工夫する事でもうちょっとアップデートしたいなと感じたことだった。

自分たちの常識を押し付けて解決する人でないのは明らかなので。

 

何にせよ、ゆうたに限らず他人に期待しすぎず、自分を健康に機嫌良く保って淡々と自分なりに暮らしを営むことだ、ふむ。

と思い直し、今朝は朝から張り切って冷蔵庫の中の掃除をしてみた。