続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

「密かな企み」

いい演劇を見て、良い気分で帰宅して、飲みつつNetflixの新作のサスペンスものを見たんだけれど、これがまあある意味対照的な代物であった。

 

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2019年アメリカ/原題:Secret obsession /ピーター・サリヴァン監督/97分/2019年7月18日〜Netflix公開

 

「クレイジー・リッチ」じゃないけれど、アジア系のヒロインが特にアジア系である必然性もなく普通にキャスティングされていること「だけ」が結果的に印象となってしまっているなあ〜。

 

お父さんが雲南のミャオ(モン)族、お母さんがタイ人という女優ブレンダ・ソングは、デヴィッド・フィンチャーの「ソーシャル・ネットワーク」でアンドリュー・ガーフィールドの彼女役(途中からストーカーになっちゃう)を演じていた人。

美人だけどきつくて押し出しが強いアジア美女という感じで、なかなか良かった。

 

この作品は役者どうこうというより、純粋に脚本に問題がある。

後半になるに従って、うそ、このまま行っちゃうの?いやあここまでヒネリがないなんてありえないよー、と言いながら見ていたのだけど、

まさかの計画性ゼロのごりごりストーカーサイコ野郎であったというオチであった。

B級ホラームービーと言われたら、なるほどね、と納得するというか。

 

「あまりに単純」というだけでは言葉が足りない。とにかくインスタントに観客を怖がらせるスリルだけの作品であった。

意味不明なハートウォーミングエピソード(刑事の心の傷の回復のくだり、要るのかな?)回収されていない伏線(見舞いに訪れた後殺された悪党風の男性は結局誰だったのか?)もそのままに終わって行った。

 

「サーチ」の方がずっと面白かったよねえ!などとやんややんやくさしつつ見るのもまあ楽しくはあったです。

最近のNetflixオリジナル作品に対する信頼が一つ目減りしてしまったちょっと残念な作品。