続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

人生いろいろ

確定申告が終わり、インタビューも終わり、ちょっとだけほっと息を吐いている。

今日はこれから映画の予定。ずっと見たかった作品、なんとか滑り込みで間に合って良かったー。久々に会う友だちとのおしゃべりと共に楽しもう。今日だけはごほうびデー。

 

昨日のインタビューは、初めての媒体、クライアントの仕事でちょっと気を張った。インタビュイーがある意味時の人だからか、いつも以上にぞろぞろ大所帯。でも結局喋っているのは私ひとり。代理店、せめて複数いる必要はないのではと思う。

でも、インタビュイーは素敵な方だったし、初めての案件だから同行してくれた編プロの方もフィーリングの合う優しい感じの人だった。

 

この若さでこんな大きな成功を手に入れるってすごいことだ。高層オフィスから見下ろすはるか下に広がる東京の街、東京タワーを眺めながら素直に感心。

音もなく静かで、美しいフォルムのデザイナーズチェアやポップアートが十分な余白をもって配置され、目に入るすべてのものがスタイリッシュだった。

言葉を選びながら落ち着いて語るインタビュイーも、このオフィスのようにスタイリッシュで、思考が美しく整理整頓されていて、でも若いのに少しも虚勢を張る感じも威圧感もないところが素晴らしいなと思った。いやはや、ミスターストイックと名付けたくなるような人だったな。

 

無事終わって、満員電車で圧死しそうになりながら夕飯時に急いで家に帰ると、だらだらとくつろぐ家族たちに心底ほっとする。

だんなさんが編集中の映像を後ろから覗き見ると、被写体は、とある九州の銭湯の番台に何十年も座る名物おばあちゃんで、悶える程かわいい。お餅みたいな人である。もはや人間を超えたクリーチャー的な存在感。

おばあちゃんはしゃべるごとに、語尾は必ずだっはっはっはー!と爆笑する。めっちゃ幸せそうやんか、とにっこりしてしまう。

 

そしてもう夕飯はめんどうだから、とみんなで回転寿司へ行った。美味しくて機嫌が良くなったおっちんは口笛を吹きながら寿司を食べていた。

 

つくづくと、いろんな人生があるものだよなーと回転寿司をほおばりながらしみじみ幸せな気持ちで思ったことだった。