続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

参院選について③権威主義のこと

アメリカ最高裁で、人工妊娠中絶の権利を認めないという判決が本当に出てしまった。 全米50州のうち、南部中西部を中心とした各州では今後、レイプであろうが近親相関であろうが中絶は許されなくなり、同時に避妊やまともな性教育も禁ずるという信じがたい方…

参院選について②税の再分配のこと

政治の一番大事な仕事の一つ、国民から集めた税金の再分配について。 ここ1、2ヶ月のニュースを見聞きしているだけでも、もうめちゃくちゃだ。凄まじきどんぶり勘定感。 4/22、コロナ予備費12兆円のうち11兆円が使途不明 5/23、バイデン大統領に、新たに5兆…

参院選について① 改憲のこと

選挙期間に入り、投票まであと10日あまりになっているけれども、信じられないくらい静かだ。この静けさがとても怖い。 すでに衆議院での与党(自民、公明)と維新、国民民主という実質与党で名ばかりの野党の議席数は2/3を超えていて、今回の選挙で、もし参…

帰省2022

初の家族5人での帰省旅行が無事終わり、昨夜、夫婦と末っ子の三人は関西の実家から戻ってきた。長時間の移動でさすがにへろへろで、今日は静かに整える一日。余力があれば掃除する。 息子氏、娘氏は二人一緒にさらに一週間ほど旅している。3日間は京都、その…

「サンダーロード」

2018年アメリカ/原題:Thunder Road/監督・脚本・編集・主演:ジム・カミングス/92分 英語で「引く」っていう言葉が何に当たるか、ちょっと思いつかないんだよね、とだんなさんが言う。 日本語では、とても頻繁に使われる言葉だけれど。 いろんな映画を見…

「ジェニファー・ロペス:ハーフタイム」

2022年アメリカ/原題:Jennifer Lopez:Halftime/監督:アマンダ・ミケーリ/95分/2022年6月14日〜Netflix配信 自らプロデュースと主演をした「ハスラーズ」の大成功と、スーパーボウルのハーフタイムショー出演。すでに世界トップの大スターであるジェニ…

「幸せは、ここにある」

2021年アメリカ/原題:Here Today/監督:ビリー・クリスタル/117分 日本では劇場未公開。ビリー・クリスタルが監督主演かあ、久しぶりだなあ、と軽い気持ちで見始めたら、思いがけない良作でほくほく。 ビリー・クリスタルでNYが舞台となると、どうしても…

もうすぐ帰省、「ボンジュール!辻仁成のパリごはん2022春」

薄曇りの土曜日。父の日は明日だけれど、今日の何処かでできれば実家に電話一本入れておきたいなと思う。 記念日だけ何かしらするというのは性分に合わないし、相手もとりたてて嬉かないものだろうが、かといってその日がスルーされてしまうとさびしいものだ…

「プラン75」

2022年/監督:早川千絵/122分/2022年6月17日〜公開 今年のカンヌ映画祭のある視点部門のカメラドールを受賞したことで知ったこの作品、概要を知り、ここ最近一番見たい作品にリストアップされていた。 すごい作品だった。抑制の効いた緻密な演出の積み重…

生後660日(1y/9m/22d)、娘氏バースデー

1週間の寝込み期間が終わり、今朝も無事に園に送り届けてきた。 病気の最後の方は、保育園に行きたがって行きたがって、もうわーわーだったので(こっちだって行けるもんなら行って欲しいわ、泣!)念願叶って良かったことだった。 末っ子は園に着くと、こち…

生存戦略としての「みんなと一緒」

日本における「みんなと一緒」であることのプラオリティの高さ、それによっていかに精神的に安定するかについて前回書いたけれど、それほどまでに「みんなと一緒」を求めるのはなぜか?について、最近面白く読んでいる脳科学者の中野信子さんの著書からの論…

みんなと一緒がいい

参院選を前に、どうして自分の暮らしている国が今こういうことになっているのか、どうして私が投票した人はいつも大抵落選し、多数派と自分が考えが合わぬのはなぜかということを、ちょっとつらつらと考えてみたい。 私にしてみりゃ、どーしてこれほど不正や…

来月は選挙

末っ子が発熱して4日目。昨夜は寝たり起きたり、そのたび激しくぐずる状態が深夜2時3時まで続いて、ひゃー参った。私もいい加減へろへろである。 日中平熱に戻って元気そうにしていても、夜になると熱がかーっとあがって湯たんぽ状態になる。ずっと家にこも…

「犬王」「オールド」「俺の家の話」

「犬王」 2021年/監督:湯浅政明/97分/2022年5月28日〜公開 松本大洋の作画、サイエンスSARUと湯浅監督、そして欠落のある者こそが芸能を担うというテーマに惹かれて見たけれど。 冒頭をはじめ、ハッとするような新鮮なアニメーションの表現もあったのだ…

今日の反省

今朝もまだ落ち込んでいる。 昨夜、娘氏にきつい言葉を投げかけてしまって、能面にしてしまった。案の定、昼になっても起きてこず。あーー。 私は娘氏よりずっとがさつで強い。 真に受けず右から左に聞き流し、結果がそれらしくまとまれば、途中のプロセスは…

生後649日(1y/9m/11d)

爽やかな風が吹く週末。でも、空気はどこか梅雨の気配を含んでいる感じ。 朝食の準備をしていたら、庭からほととぎすが可愛らしく鳴く声。思わず笑顔になる。 ご飯を食べた後に洗濯物を干していたら、今度は土鳩が「ホッホー、ホホー」と独特の抑揚で鳴く。…

前提を疑い、吟味する力

最近の娘氏は、遅れたり、行ったり行かなかったりしながらマイペースに高校生を続けている。 気分や体調の波に翻弄されながらも、学校が彼女にとって何かを押し付けない安全な場所であることをありがたく思う。ベストな環境ではないかもしれないが、新しい風…

「流浪の月」

2022年/監督:李相日/150分/2022年5月13日〜公開 今、李相日監督がこういう人々を見つめた作品を撮ったのだな、という感慨を持ちつつ見た。 今の時代のひとつの様相ということなんだろう。 主人公の文(ふみ)と更紗は、内面には豊かで愛情深いものを内包…

お線香をあげに行く

友達の同居のおばあさまが亡くなられたので、お線香を上げに行ってきた。 家にお邪魔した時にはご挨拶させてもらったり、一緒にお庭でBBQをしたこともあった。 いつもしゃんと背筋が伸びておしゃれで、垢抜けた美しい方だった。早くに未亡人になってずっとお…

「べき」って怖い

SNSの中ではツイッターが好きである。 ツイッターは、他のプラットフォームに比べて、カジュアルな言葉で綴られた本質的な考えに出会えることが多くて面白い。 それから、ツイッターは現実社会のヒエラルキーと連動していない。マイノリティや普段意見を聞く…

これからの私たち

だんなさんと近所に新しくできたファラフェル屋さんでランチ。特にトマトとココナッツのスープとババガヌーシュがうまうまであった。これからもちょいちょいお世話になりそう。 大人数のグループがいて、まったり長居できる感じではなかったので、移動して、…

「ナイトメア・アリー」

2021年アメリカ/原題:Nightmare Alley/監督:ギレルモ・デル・トロ/150分 前作の「シェイプ・オブ・ウォーター」も大好きだったけれど、本作はそれ以上に好みかも。150分と長尺だが、満足度高かった。 淀川長治さんだったら、開口一番「まあー、怖いです…

楽しそうで良かった

良いお天気。保育園では朝からプールを出して水遊び。園に着いたばかりの末っ子は待ちきれないみたいに服脱ぎ捨ててニコニコで混ざって遊びだす。楽しそうで良かった。 笑顔で思い思いに遊んでいる子供達を見ていると、にっこりした気持ちになる。私にも今日…

「全てが変わった日」

2020年アメリカ/原題:Let Him Go/監督:トーマス・べズーチャ/113分 うまく考えが伝えられるだろうか、自信のないままに書き出すのだけど。 これは何というか、表面に見えているものと、作り手の真の思惑が、実はかなり違っているというか、本作の隠され…

内田也哉子さんの言葉

娘氏がまた体調を崩している。家の中が疲れてぎすぎすしているので、気を遣って無理してるんだと思う。申し訳ない。子供は炭鉱のカナリアだ。 色々辛いことはあるけれど、私は腐らず日々の中に小さな楽しみを見つけてできるだけ明るくあろうと思う。 誰かの…

「プロミシング・ヤング・ウーマン」、「行き止まりの世界に生まれて」

「プロミシング・ヤング・ウーマン」 2020年アメリカ/原題:Promising Young Woman/監督:エメラルド・フェネル/113分 「プロミシング・ヤング・ウーマン」という本作のタイトルは、は、2015年アメリカスタンフォード大学で起こった男子学生によるレイプ…

生後626日(1y/8m/18d)

5月なのに、梅雨みたいな天気が続いている。 体力がどんどんついてきて、家の中では持て余すから、思う存分遊ばせてくれ、親に子育てから離れる時間をくれる保育園には感謝しかない。 認可外保育園は、基本認可に入れない子たちの受け皿だから、毎年4月の時…

この国で年を取って行くということ

庭仕事や台所仕事のお供の最近のお気に入りは、「ホントのコイズミさん」(スポティファイ・ポッドキャスト)。 穏やかで愉しげで、真面目ぶらないけれど逸らさない手応えのある対話が、聴いていて心地良い。 一般人とはもちろん大きく違う人生だけれど、キ…

普通でありたいと思えない

不登校の親の会で知り合った方が出演していると案内をいただいて、Eテレの不登校に関する番組を視聴。 元不登校の若者たちへのインタビューもあったが、子供が不登校のただ中にある家庭の母親の視点を中心に構成された番組だった。 自分も親の会をやっていろ…

息子氏の恩師

鎌倉某所にて、息子氏のアンサンブルコンサート。レストランを貸し切って、プレイヤーそれぞれの家族友人と、歴代のトレーナーの先生方だけが観客のごく小さな発表会だった。 母としては歴代の先生方がわざわざ来てくれたのだから、もう少し仕上げろよなーと…