続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

book

ぐぐっと上がってきた、「幸福人フー」

今日も危険な暑さ。 最近は、日中は室内で大人しく過ごし、夕方ちょっと外の空気を吸いに出るというサイクルになっている。 一日の中で夕方の時間が一番好き。今日が押し流されるように終わって行く、目に見えて刻々と暮れていくさまの一抹の切なさと、大き…

内田也哉子さんの言葉

娘氏がまた体調を崩している。家の中が疲れてぎすぎすしているので、気を遣って無理してるんだと思う。申し訳ない。子供は炭鉱のカナリアだ。 色々辛いことはあるけれど、私は腐らず日々の中に小さな楽しみを見つけてできるだけ明るくあろうと思う。 誰かの…

今、内面から噴き上がっているもの

昨日も今日も、弱い雨がしとしと降り続き、肌寒い。 昨夜の末っ子は、昼前に昼寝しだしたせいか、20時にはばたんきゅう。いつもは22時頃までぎんぎんだから、珍しいこと。 多いがけなく静かな夜時間だった。夜に睡魔におそわれる前にPCの前に座ることができ…

忙しくなくなるために

夏日。いつものビルケンシュトックのサンダルで末っ子と午前中のお散歩に出たものの、暑くて暑くて、ビーサン買って履き替えよう!と思いたち、駅前のモールへ行くも店々はまだ夏仕様になっておらず。 参ったなあ、あちーなあと思いつつ、駅裏の団地の大きめ…

「星野源のおんがくこうろん」「ポラリスが降り注ぐ夜」

無事に確定申告作業が終わって束の間せいせいしている。 と同時に、強い風が吹いたと思ったら、急に春がやってきた。 式とか会とか手続きとかのイレギュラーなイベントごとがなにかと降ってくる春。実務力と社交性のなさを突きつけられる春。 この春は、上の…

今日の考え(今読んでいるモン族の本から)

うっすらと曇った寒い土曜日。春まではあと少し。 寝室で川の字の真ん中で寝ている末っ子は、早朝から母と父に交互によじ登って元気に遊ぶ。夜の間にぱんぱんになったオムツでだんなさんの顔の真上にどすんと座るので、だんなさんはふがふが言いながらも思わ…

2022年はケアについて考える

今読んでいるこの本、面白すぎて読み進められない。ぐはあ、となっていちいち本を閉じて、しばしあれこれ思い巡らせる、の繰り返し。 アン・ファディマン著/2021年/みすず書房 それにしても、自分にとっての2022年のテーマは「ケア」になるんだろうなと思…

「夜が明ける」

西加奈子著/2021年/新潮社 この冬は、映画に加えて本が面白くて止まらない、時間がいくらあっても足りない冬なのだけど、西さんの新作は「サラバ!」以来の大感動であった。 ここに来て真打ち登場!という感じで、米洗いながらも、ミートボール丸めながら…

「家族と国家は共謀する」、説明責任

信田さよ子さんの「家族と国家は共謀する」を興味深く読んでいる。 新書って内容が薄めなものも少なくないが、本書は濃密。 この本は、人間が為すあらゆる肉体的および精神的な暴力というものに対する深い示唆に富んでいる。幅広い経験に根ざした知見がシェ…

ひとりごと

夜中の授乳の後も雨の音で目が冴えて、しばらく「1Q84」を読んでいた。このところ毎晩のように明け方に小さな灯りをつけて本を読んでいる。 読みたいけれど手が付けられていない本は何冊もあるのに、なんとなく今「1Q84」を読むことが必要なような気がしてい…

オープンダイアローグを学ぶ

コロナ禍で生活のほとんどを、あんまり外出もせずおおむね子育てして過ごしてきた地味な2021年の最後になって、念願だったオープンダイアローグを体験する機会を思いがけなくいただいた。 それも森川すいめいさんご本人から20名足らずの少人数でまる一日をか…

「ブスの自信の持ち方」

2019年/山崎ナオコーラ著/誠文堂新光社 山崎ナオコーラさんの本を初めて読んだのだけど、すごく刺激的で面白い本だった。 私は自分の感情に引きずられてしまいがちで、著者のような洞察力はもとより、このような聡明な公平さはとても持ち合わせていないの…

「躁鬱大学 気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません」

2021年/坂口恭平著/新潮社 躁鬱気質とはどういったもので、どういう特徴や傾向を持つのか。何よりこの気質とどう折り合いをつけて楽しく生きていくかについて、躁鬱当事者である著者自身の経験と研究、そして彼の信頼する精神科医神田橋先生による「神田橋…

「感じるオープンダイアローグ」森川すいめい著

今、オープンダイアローグについての本をいくつか読んでいるけれど、いち素人としては、読み物としての面白さ、読み易さ、内容の深みいずれにおいてもこの本が今のところのベストだと思う。手元に置いて折々読み返したい一冊。 著者自身がまえがきに書いてい…

我が家の発達系男子、「発達系女子とモラハラ男」

5月の半ばだけれど、このところ、もう梅雨みたいな天気が続いている。 空気がじっとりして気温より蒸し暑く感じるし、2日前のパンにカビが生えた。 気候変動は本当に深刻。昨年もハリケーンや寒波や山火事など色々あったけれど、今年はどんな自然災害が世界…

生後229日(7m/17d)

明け方やっと赤ん坊が寝たけれど、小一時間あやしていた私はすっかり目が覚めてしまった。このところ、5時起き10時寝のサイクル。夜中起きるのは3、4回。夜の8時を過ぎるともう余力がなくって、しょっちゅうお風呂の湯船で眠り込んでしまう。 最近の赤ん坊は…

「世代の痛み」⑤弱者の時代をどう生きるのか

【政治参加しない団塊ジュニアとSEALDsの登場】 (上野)今の貧困や生きづらさは人災だと私は考えています。 これを変えるには、政治を変えて再分配を考えなくてはいけない。 格差が大きくなればなるほど非効率になり次世代にツケを回すスパイラルに陥るから…

「世代の痛み」④団塊世代の親子の軋轢

〈団塊世代の特徴〉 婚姻率が高く、婚姻が安定している 専業主婦率が高く、離婚率が低い 男性の正規雇用率が高い 持ち家率が高い 厚生年金がある 妻は夫を見送れば遺族年金が3/4入り、持ち家も相続できて老後が保証される 〈団塊ジュニアの特徴〉 婚姻率が低…

「世代の痛み」③なぜ非婚化と出生率の低下が加速しているのか

【団塊ジュニア以降は、どうして非婚化、非出産化したのか】 (上野)1960年代には結婚したことがある人の割合は男性97%、女性98%。 2015年の生涯未婚率は男性24.6%、女性19.4%。男性は経済力のある人は結婚し、ない人は結婚をしていない。女性はそれほ…

「世代の痛み」②1985年以降の雇用の歴史と格差社会

【雇用環境の変化の歴史】 (上野)新自由主義が女の世界に食い込んできたのは1985年「男女雇用機会均等法」の制定が始まり。それまでは、女はどれだけ頑張っても報われなかったからです。 しかし使用者は巧妙で、あっという間に(女性の仕事を)総合職と一…

「世代の痛み」①新自由主義の精神について

【団塊の世代は子供世代に社会や政治について考えることを禁じた】 (上野)1967年、家を出て京都の大学に入りました。当時の娘は、家を出ようと思ったら結婚か進学しかなかった。大学でデモを初体験しました。 全共闘の高揚感は日常化するとあっという間に…

「世代の痛み」団塊ジュニアから団塊への質問状

森元会長の女性差別発言を発端としてジェンダーに関する言論がにわかに活発化したけれど、そのなかで特に面白かったものに、Choose Life Projectの「#わきまえない女たち」と題された2時間ほどの配信動画があった。 20代から50代までの総勢25人の多様な女性…

身の回りのジェンダー話

先日お義父さんに会った時に、何かの会話の折に「今こんなこと言ったら怒られちゃうかもしれないけど」と前置きしてから、「今は広い視野で長いスパンで物事を捉えた発言をする男がいない。そういうことを聞くのは女からばっかりだ。だけど、俺はやっぱり男…

「U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面」森達也著

相模原事件に関する本は何冊か読んできたけれど、本書はさすが森達也さんらしいアプローチ。それは、正義というバイアス越しに物事を見ず、けれどヒューマニティから乖離せず、本質を追求する姿勢。この本が提示する視点を、忘れず持ち続けていたい。 前半部…

「スナックキズツキ」益田ミリ著

すーちゃんの頃からずっと好きで読み続けている益田ミリさんの新刊「スナック キズツキ」が届いてほくほく。今では私以上にミリさんファンのおっちんがまず読み、私が読み、だんなさんが読んで、1日で3人の回し読みが完了。これはさすがに最短記録。だって1…

「たちどまって考える」ヤマザキマリ著

ヤマザキマリさんの「たちどまって考える」をゆっくり楽しく読んでいる最中。 コロナ禍の日々で気が付いたことや考えたことが現在進行形的に綴られている。 コロナ禍を政治的に論じた際の比較文化論的な切り口などは、なるほどとは思うものの、いろんな人が…

生後45日(1m/14d)

台風が近づいている。昨日の夜半から降り出し、今日は一日しとしとと雨。 気圧が低くなるので赤ちゃん機嫌悪くなるかなと思ったが、そうでもない。 しっかり気持ちを入れて構ってさえ入れば、まずまず機嫌は良い。よそ見せずにしっかり気を入れて見るという…

「その島のひとたちは、ひとの話をきかない」森川すいめい著

森川すいめい著/青土社 助産院の本棚で森川さんの本を見つけた。 長年ホームレス支援に取り組む精神科医で元バックパッカーでもある森川すいめいさんが、日本国内で自殺で亡くなる人の少ない「自殺希少地域」を旅して気づいたこと、感じたことを穏やかな語…

「あなたの体は9割が細菌」

アランナ・コリン著 矢野真千子訳/河出書房新社 目からウロコの科学本だった。大雑把な備忘録。 ◆人の遺伝子は、線虫と同じ21000個しかない。人間が線虫よりはるかに高度な生命活動ができるのは、体内に棲む100兆個の微生物に多くの活動をアウトソーシング…

237日(9m/33w6d)

9ヶ月を過ぎて、お腹が頻繁に張るようになっている。腹筋運動は、以前は何十回もできていたのに、今は10回から20回がせいぜい。あぐらを組んでいても足が圧迫されて痺れてくるようになってしまった。 日常の動作を、一つ一つ集中して結構一所懸命やらないと…